汚れの性質を調べて行った掃除が効果的!
これまでも何度かお風呂掃除を行ってきました。あらゆる洗剤を使って、時には車用の洗剤を使用してみたりと色々試してきましたが、そもそも汚れによって使う洗剤を変えた方が効果的なのでは?と最近になって思ったんです。はい、今更なんですが(笑)。で、まずは手始めにすぐに汚れが出てくるお風呂を片付けてしまおうかと思い、この前の休日に試してみました。
目次
お風呂が汚れる原因
お風呂の主な汚れ
皮脂汚れ(酸性)
石けんカス(アルカリ性)
水垢(アルカリ性)
カビ
ヌメり
お風呂を汚す主な原因は上記の5つです。性質が異なるので、同じ洗剤を使ってもどちらかは落ちるけど、どちらかはそのままというわけです。なので、必死でこすっているのに、どうしても「この水垢は落ちないな〜」とかという減少が起こるわけですよ。
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一般的なお風呂用洗剤の成分は「中性」であり、この中性には酸性&アルカリ性のどちらの性質も持っているので、軽い酸性orアルカリ性の汚れであれば、この中性洗剤だけで落とすことが可能ということです。しかし、あくまでもこれは軽い汚れの場合で、蓄積した頑固な汚れには太刀打ちできない可能性があるということ。
ターゲットに適した成分の洗剤をチョイス
では、それぞれの汚れにはどんな洗剤が適しているのでしょうか?少し調べてみました
・石けんカス(アルカリ性)→酸性
・水垢(アルカリ性)→酸性
・カビ→塩素
・ヌメり→中性
というわけです。なので、落としたい汚れの性質をわかっておけば、選ぶ洗剤も変わってくるし、最も効果的な洗剤を選べるというわけですね。さて、前置きが長くなってしまいましたが、早速掃除を行っていきます。
本日のターゲットは「カビ」
今回の汚れのターゲットはズバリ「カビ」です。一度に全ての汚れを落とそうとすると数時間コースになってしまうし、何よりも危険なんです。なぜならば塩素と酸が混ざってしまう可能性があり、それは有毒を発生させてしまうからに他なりません。
「まぜるな危険」の文字を見たことないですか?カビキラー(塩素)などのパッケージにデカデカと書いてあるアレです
なので、カビを除去するためにカビキラー等を使い、その後に水垢を落とすために酸性系の洗剤を使ってしまったら…。なので、今回はカビのみをターゲットに掃除していきます
気づいたら発生するカビども
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こちらは床にいつの間にか繁殖したカビ。この汚れには塩素系が効果的なので、ハイターを使用するのがベスト。
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マジ?というぐらいこちらにもカビが繁殖していました。
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こちらは蓋のフチ部分(ゴム)です。裏側なのですが、ここまでカビが繁殖していると思いませんでした。上の2つはハイターを吹掛けて放置しておけば落ちるのですが、ここまでゴムについてしまったカビはおそらく落ちないと思うので、ペーパー+ラップでパックして1時間ほど放置
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1時間後
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まだわずかにカビは残っていますが、まあ今回は合格ということで。
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こちらは完璧にカビを落とすことができました。
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目立ったカビは全て落とすことができたように思います(少し残っていますが)。で、さらに今回は、塩素に中性洗剤を混ぜて、壁についているカビ+皮脂汚れを落としていきます
キッチンブリーチ+台所用洗剤(中性)を混ぜる
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使用したのはキッチンブリーチと台所用洗剤です。どちらも安く手に入れられるものです。容器は最近手に入れた「蓄圧式噴霧器」なるもので、ガーデニングとかに使うものなのですが、掃除の時にも使い勝手が良いのでおすすめ
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【藤原産業 E-Value】蓄圧式噴霧器 4L SAS-4000N 価格:1,059円 |
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中性洗剤のヌメり感が壁にベタッと張り付いて、汚れを分解してくれているような気がします。気がするだけかも(笑)。壁全体に吹掛けて、しばらく放置。かなり塩素の匂いがキツいので、換気は必須です。
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水でしっかり洗い流すのですが、匂いが結構キツいので僕はこの後お風呂用の洗剤で全部の壁をこすりました。
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壁は結構な頻度で掃除してるので、そこまで目立った汚れはなかったのですが、輝きが増したように思います。
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しかし、下の方の汚れは落ちませんでした。こちらは水垢(アルカリ性)+石鹸カス(アルカリ性)なので、今回使った塩素系ではやはり落ちませんでしたね。こちらは次回に持越しです。
塩素系洗剤でやっちまった
完全におまけですが、塩素系洗剤を扱う時は本当に注意が必要です。なにしろ服につけばものの数秒で変色してしまうから。今回もやってしまいました。
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比較的お気に入りだったTシャツがものの見事にピンクに変色しました。みなさんも塩素系(カビキラーやブリーチ)を扱う時は注意です!
あとがき
汚れの性質を知り、その性質にあった洗剤をチョイスして掃除を行えば、効果的な上に時間短縮にもなることがわかりました。一度に全ての汚れを落とせるスーパーな洗剤があればいいけど、そんな便利品は今の所出会ってませんので、この方法がいまのところ1番かな。次回は石鹸カス&水垢をターゲットに汚れを落としていこうと思います。ちなみに今回も掃除が終わった後に防カビくんを行っておきました。やはり、掃除は防ぐことが1番綺麗に保つ近道ですからね